【メンター紹介】メンターに質問してみました!(One Health メンター制度)
2024年12月25日
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- 本事業の支援の一つにメンター制度があります。
- メンター担当の先生方は、研究者のしあわせなキャリアを応援する『しあキャリ応援隊』です。
- 研究者の皆さんにこの制度を身近に感じ、気軽に利用していただくため、『しあキャリ応援隊』の先生方に質問をしてみました。
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- 【メンター紹介 Vol.13】
堀 純子先生
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日本医科大学 医学部 眼科学 教授
- プロフィール
1990年 新潟大学M.D.,東京大学眼科入局
1997年 東京大学Ph.D., ハーバード大学Posdoc
2000年 東京大学眼科助手(助教)
2001年以降 日本医科大学所属
2018年 日本医科大学医学部 教授 -
- 研究テーマ Clinician-scientist: 臨床医であり基礎研究も継続する
「難治性眼炎症疾患を専門する臨床医」として全国からの紹介患者を治療し、収益ファーストの病院方針のもとで山ほどの手術も執刀しています。一方で、「眼免疫研究と移植免疫を専門とする科学者」として基礎研究も30年継続しています。研究内容はこちら:
https://hippocrates.nms.ac.jp/extra-quality/2719/
https://www.youtube.com/watch?v=6ZUQTpddAiU - SpecialistとしてのGlobalな活動で閉鎖的な社会構造を超える
自分の得意な領域で高い専門性を有する第一人者として認知されることは、キャリア形成において最も重要かつ効率的です。しかし日本の閉鎖的社会構造は依然として実力主義とは言えない評価システムが蔓延しています。国際学会, 留学, 海外共同研究などの海外学術活動は、日本の限界を突破して国際的リーダーとなる近道です。
詳しくはこちら:https://one-health.jp/interview/世界最大の眼科学会 ARVO Board of Trusteesに選出
ARVO (Association for Research in Vision and Ophthalmology)は75カ国から約12,000人の会員が米国での年次総会に参加します。Board of TrusteesはARVOの理事会であり15名の理事で構成されます。私は日本人としては2人目、アジア人女性としては初の理事です。ちなみに最終決戦投票の相手候補はデューク大学教授(米国人男性)でした。国際学会は日本よりもはるかに公平なのです。任期は5年で最終年はARVO PresidentまたはVIce presidenntに選出されます。
詳しくはこちら:https://www.arvo.org/About/board-of-trustees/女性・若手研究者へのメッセージ
今の環境に不満はあるでしょう。自分が正当に評価されていないと感じることもあるでしょう。チャンスが与えられないと思っても、準備をしてアンテナを張っていればチャンスに気付けるものです。貴方の地道な努力の成果を英語で発信し続ければ応援者は国際的に増えます。専門家として国際的な視点をもつことをお勧めします。
更新日:2024年12月25日
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「教授の先生との相談で敷居が高く感じたが、研究の話など雑談をしてくださり、リラックスすることができた。」
「一期一会の出会いの楽しさも醍醐味ではないか。」
「身近にダイバーシティ事業やしあわせキャリア支援センターを頼りにできることを感じた。」
【メンター紹介 バックナンバー】※学内専用
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