支援制度

「【メンターインタビュー】One Health メンター制度」

【メンターインタビュー】One Health メンター制度

2021年10月13日

  • 本事業の支援の一つにメンター制度があります。メンター担当の先生方は、研究者のしあわせなキャリアを応援する『しあキャリ応援隊』です。研究者の皆さんにこの制度をもっと身近に感じていただき、気軽に利用していただくため、『しあキャリ応援隊』の先生方にインタビューを行います。初回はしあわせキャリア支援センター副センター長・日本獣医生命科学大学教授の柿沼美紀先生です。
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  • 【メンターインタビュー Vol.1】
  • 柿沼美紀先生
  • 日本獣医生命科学大学 獣医学部獣医学科 比較発達心理学研究室 教授
  • しあわせキャリア支援センター 副センター長
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  • プロフィール:アメリカの大学を卒業し帰国後、筑波大学大学院にて修士課程修了。結婚・出産を経て、白百合女子大学博士課程にて、文学研究科博士号取得。同大学、鶴川女子短期大学、文京女子大学で兼任講師を務め、2000年に日本獣医生命科学大学教授に就任。
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  • 先生のご研究テーマ「比較発達心理学」について教えて下さい。
  • 比較発達心理学は発達心理学の視点から人や動物を研究し、人と動物の相互作用について検討します。異なった種(チンパンジー、犬など)の発達過程や母子相互作用を比較することで、その種に固有の特長と共通点を考えます。具体的には子育ての行動観察と分析、心身症や発達障害の事例検討などを行っています。また、人と犬や猫などの家庭動物の相互作用や、動物の持つ癒しの効果など、動物の社会的な役割についても考えていきます。最近は(犬と子どもの痛みに関する研究)などの研究を進めています。
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  • 先生のバックグラウンドを教えて下さい。
  • 親の仕事の都合で14歳からアメリカで暮らしました。大学を卒業後帰国したのですが、男女雇用機会均等法ができる前でもあり、日本の大学卒でないため採用とはなりませんでした。進路の選択肢がなく、大学院に進み2度目の修士課程修了前に結婚し、妊娠・出産しました。出産後は翻訳の仕事をしながら主婦をしていました。非常勤の教員、3人目の出産、心理学に関する博士号取得などを経て、2000年に日本獣医生命科学大学教授に着任しました。
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  • 3人のお子さんを育てながらキャリアを重ねてこられたのですね。
  • 祖母と母からは「働く女性になるべき」と言われて育ちましたので、仕事に就くことは当然と思っていました。その代わり家事は家電やアウトソーシングをフル活用しています。これまでどんなに狭い台所でも食洗機は必ず設置していましたし、手のかかる掃除はプロに頼み、買い物は宅配を利用します。働くということは家事をいかに合理化するか、という考えはアメリカ暮らしの経験からだと思っています。
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  • これを読んでおられる研究者は、子育て真最中で様々な悩みを抱えている人も多くいます。
  • 人生にはイレギュラーなことが必ず起こります。働き続けないとキャリアアップできない、そんな社会のあり方がおかしいと思わないといけませんね。次の世代の皆さんには、女性も男性もライフイベントを含めて心身ともに豊かになり、社会に貢献していると思えるようになって欲しいと思います。
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  • メンター制度の利用についてメッセージをお願いします。
  • 具体的な困りごとや悩みごとでなくても、気軽に話をしてもらえればと思います。人と話しをすることで、モヤモヤが整理されたり、新しい自分に気づくことはよくあります。特にメンターは、直接仕事で関係する上司や同僚ではなく、かつ研究者という同じ仕事に就く先輩で、いわゆる斜めの関係にあたりますので思いのほか話しやすいと思います。
  • 例えば私でしたら、専門分野である子育てに関することだけでなく、ペットのしつけや家事時短といった日常の話題でも構いませんので、
  • ぜひ気軽にお話を下さい。
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  • メンター制度の利用者からは、「窓口での相談となるとどうしても敷居が高く感じますが、研究の話など雑談をしてくださったために、教授の先生とのご相談でも非常にリラックスすることができました。実は、こういう一期一会の出会いの楽しさも醍醐味ではないでしょうか。」との声や、「いろいろご相談させていただけただけでなく、もっと身近にダイバーシティ事業やしあわせキャリア支援センターを頼りにさせていただけること、強く感じました。」とのご感想がありました。こちらをご覧の皆様も是非お気軽にメンター制度をご利用ください。
  • 更新日:2021年10月22日

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