【メンター紹介】メンターに質問してみました!(One Health メンター制度)
2022年11月18日
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- 本事業の支援の一つにメンター制度があります。
- メンター担当の先生方は、研究者のしあわせなキャリアを応援する『しあキャリ応援隊』です。
- 研究者の皆さんにこの制度を身近に感じ、気軽に利用していただくため、『しあキャリ応援隊』の先生方に質問をしてみました。
- 【メンター紹介 Vol.8】
- 倉岡 睦季先生
日本獣医生命科学大学 応用生命科学部 - 動物科学科 実験動物学教室 助教
- プロフィール
- 2005年 日本獣医畜産大学(現 日本獣医生命科学大学)獣医学部獣医学科 卒業
2009年 東京大学大学院 農学生命科学研究科獣医学専攻博士課程修了 博士(獣医学)
2009年 東京都神経科学総合研究所 脳発達・神経再生研究分野 分子発生生物研究部門
2011年 国立精神・神経医療研究センター神経研究所 遺伝子疾患治療研究部
2018年 日本獣医生命科学大学応用生命科学部動物科学科 実験動物学教室 助教
- 研究テーマ
- 骨格筋の病態、筋再生メカニズムの研究を行なっています。筋ジストロフィー研究に携わる機会を頂き、特に病態進行のモニタリングや治療評価に活用できるバイオマーカーの解析を進めています。現在の一番の関心は、早期の病態時期においてその後の経過を予測出来るマーカーの開発です。患者さんの治療計画を早い段階で決める一助になれば、と研究に励んでいます。
- どんな子どもだったか
- 動物が大好きな子どもでした。山や海に出かけ、動物園・水族館に行き、図鑑を眺め、絵を描いたりしていました。動物園の飼育係になるのが夢で、野生動物の生態に関心が膨らむうちに、体の仕組みと関連させた研究をしたいと思うようになりました。動物たちには感謝の気持ちでいっぱいですので、恩返しをしたいと強く思っています。
今はまっていること、私のストレス発散法など
もともと旅行が好きで、地域の自然や歴史を知るのを醍醐味としています。寺社仏閣めぐりは学生の頃からの趣味で、ご朱印集めもずっと続けています。史跡などに行くと、昔の人たちと空間を共有している気分になります。有名な観光地でなくても、それこそ旅行ガイドに載っていない所でも、出かけると新たな発見があったりし、とても充実した時間になります。
ライフイベントを通して学んだこと
とても大切な長女がいます。朝の保育園の送りはまさに時間とのたたかいでした。長女を送った後は、職場まで息をきらしながら走っていたのは良い思い出です。もう30分早く起きて活動すれば、もっと余裕があるのにといつも思っていましたが、なぜか毎日急いでいました。無我夢中であったというのが当時の感覚で、思い返すとその一つ一つの記憶がきらきらと輝いています。
時間にして思えば、人生の中のほんのひと時でした。だからこそ、かけがえのない、抱きしめるべき時間なのですね。仕事と家庭のバランスは、こんな時間を楽しむ、ちょっとした気持ちの余裕にも関わってくると思います。
メンター制度を利用される皆様へ
私としましてもまだ勉強する身、若手研究者の方たちとそんなに変わりはありません。同じ感覚を共有し合いながら、不安な気持ちも分け合えればと思います。大変なことがいっぱいではありますが、その中に楽しさがあると信じております。
更新日:2022年12月29日
- 「教授の先生との相談で敷居が高く感じたが、研究の話など雑談をしてくださり、リラックスすることができた。」
- 「一期一会の出会いの楽しさも醍醐味ではないか。」
- 「身近にダイバーシティ事業やしあわせキャリア支援センターを頼りにできることを感じた。」
こちらをご覧の皆様も是非お気軽にメンター制度をご利用ください。
【メンター紹介 バックナンバー】
Vol.1 柿沼 美紀先生 (日獣大 比較発達心理学)
Vol.2 関口 敦子先生 (日医大 多摩永山病院 女性診療科・産科) Vol.3 波間 隆則氏(アンファー株式会社 研究開発本部) Vol.4 大橋 隆治先生(日医大 基礎医学 病理学(統御機構・腫瘍学)) |