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支援制度

【メンター紹介】メンターに質問してみました!(One Health メンター制度)

2024年6月6日

    • 本事業の支援の一つにメンター制度があります。
    • メンター担当の先生方は、研究者のしあわせなキャリアを応援する『しあキャリ応援隊』です。
    • 研究者の皆さんにこの制度を身近に感じ、気軽に利用していただくため、『しあキャリ応援隊』の先生方に質問をしてみました。
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    • 【メンター紹介 Vol.12】
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    • 遠田悦子先生
    • 日本医科大学 研究部共同研究施設 形態解析研究室 教授
      (兼任)解析人体病理学
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    • プロフィール
    • Research map:  https://researchmap.jp/t-etsuko
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  • 研究テーマ
  • ~免疫細胞の動きと活性化を調節することで疾患を治療する~
  • 体のどこかで異常が起こると、マクロファージなどの免疫細胞がその場所に集まってきて、生体防御に働きます。その動き(遊走)を引き起こすケモカインの受容体に結合して、シグナルを制御する分子の研究を続けています。当初は遊走を制御する働きに着目していましたが、それ以外にもサイトカインの産生に関わるなど、免疫細胞の性質を調節する重要な働きをしていることが分かってきました。その分子メカニズムこそが新しい治療標的になると考えて、日々奮闘しています。また、日常的に疾患と向き合っていらっしゃる病理や臨床の先生とともに新しい現象を見いだしていくことにも大きなやりがいを感じています。

 

  • ライフイベントを通して学んだこと
  • ~その時の自分にできることをやるのみ~
  • 途中ペースダウンがありながらも研究を続けてこれたことは本当に良かったと思っています。大人とは次元の異なる幼い子供と接する日々は、気持ちが大きく変わり、価値観も変わります。今では子供が中学生・高校生となり、物理的には手がかからなくなったため、自由に使える時間が増えました。子供が小さい頃に自分で作ってあげた手作りのものなどを見返すと、あの頃はよくやっていたなぁと、現在との心境の違いを実感します。色々と悩んできましたが、その時々で、その時の自分にできること、自分にしかできない(と思える)ことをやることが大切だと思っています。

 

  • 今一番やりたいこと
  • ~人生100年計画~

今どきは人生100年計画ということですね。もう残り半分ちょっとになってしまいましたが、90歳で亡くなるまで現役で研究を続けたバーバラ・マクリントック博士のように、私もおばあちゃんになっても好きな研究ができるよう、今から計画していきたいです。

 

女性・若手研究者へのメッセージ

1人1人、状況は異なり、何が正解かも違ってくると思います。キラキラ見える他人や巷の情報はほどほどに、自分が今できることを地道にコツコツ淡々と進めることが大切、と自分にも言い聞かせています。そして少しの野望を忘れずに。いつでもご相談ください。

 

更新日:2024年6月6日


メンター制度のご利用はこちらから

メンター制度の利用者の声

  • 「教授の先生との相談で敷居が高く感じたが、研究の話など雑談をしてくださり、リラックスすることができた。」
  • 「一期一会の出会いの楽しさも醍醐味ではないか。」
  • 「身近にダイバーシティ事業やしあわせキャリア支援センターを頼りにできることを感じた。」

 

 

【メンター紹介 バックナンバー】

 Vol.1 柿沼 美紀先生 (日獣大 比較発達心理学)

 Vol.2 関口 敦子先生 (日医大 多摩永山病院 女性診療科・産科)

 Vol.3 波間 隆則氏(アンファー株式会社 研究開発本部)

 Vol.4 大橋 隆治先生(日医大 基礎医学 病理学(統御機構・腫瘍学))

 Vol.5 植木 美希先生(日獣大 食料自然共生経済学教室)

 Vol.6  高橋 恭子先生(日医大 基礎科学 化学教室)

 Vol.7  田嶋 華子先生(日医大 武蔵小杉病院 小児科)

 Vol.8  倉岡 睦季先生(日獣大 応用生命科学部 動物科学科 実験動物学教室)

 Vol.9  小竹 佐和子先生(日獣大 応用生命科学部 食品科学科 食品工学教室)

 Vol.10 森下雅子氏(アンファー株式会社 研究開発本部)

 Vol.11 荻田あづさ先生(日医大 武蔵小杉病院 皮膚科)

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